孫引きで失礼します。
会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所) – 若手が現場を去る理由は?会計士協近畿会が実態調査2008.05.12:
記事によれば「監査業務」を行う中での不満足要因として、以下のものが高い比率で割合で挙げられています(複数回答可)。
形式的な(調書)書類作成が多すぎる。78%
間接業務が多い。 63%
時間に余裕がない。56%
こなす業務が多く、考える時間がない。47%
ぼくが監査法人を退所した頃(2004年)でも,インチャージは法人内部に対する審査書類などを作るのに負われていましたが,昨今は内部統制監査制度への対応や,どんどん厳しくなる協会・金融庁の検査に備えるために作成する書類も膨大なんでしょうね。
「会計士クタクタ」という見出しの記事が新聞に出ていたそうですが,
貴重な人材が監査現場から離れていくというのは,(たとえ,毎年たくさんの合格者が入ってくるとはいえ)公認会計士制度にとって決して喜ばしいことではないなあと思います。
そういった人材が事業会社へ再就職して,企業内会計士が定着すれば,それはそれで雨降って地固まる的に良いことなのかもしれないけれど,一番クタクタな若手会計士というのは,事業会社へ就職した場合,ほぼ確実に監査法人時代の給与水準を割ってしまうと思うので,ある人に言わせると「みんな保守的」な会計士がそういう選択をするのも難しいというのが実際かもしれません。
まあ,それでも身命を削るよりもずっといいや,とテキトーなぼくなどは思いますが。。。
先日,公認会計士協会(近畿会)のエライ方と食事をしたときに,「会計士クタクタ」は,もはや個々の監査法人の問題ではないので,それを解消するのも会計士業界全体が考えないといけない,ということを仰っていました。
実際問題として,大手監査法人の大先生方はインチャージの仕事がどれだけキツくなっているかの想像はつかない(自分たちの時と同じように考える)し,中小監査法人では人材が不足して仕事を分担しあえる状況にないのではないかと思います。
一番問題は,プロフェッショナルとして必要な知識を身につけたりアップ・デートしたりする時間や,深く物事を考える時間がないということでしょう。
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