最近,広告代理店のひとが書いた,いくつかの本に目を通した。
ひとつは「地域ブランド化を目指しましょう」という本,
ひとつは「ひとと違うことを考える方法は」という本,
ひとつは「わたしはこんなマーケティングで成功した」という本。
供給がつねに需要を上回りながら,
すべてがコモディティ化しているという点で,消費飽和な時代,
価格による差別化や,機能の差別化では購買意欲を刺激できない状況で,
いわゆる「ブランド化」というのは,
競争優位(比較優位)を保つための必要条件なのだろう。
という問題意識を持っていて見つけた本だが,
面白いことに,いずれの本もそれ自体が,その会社だったり著者の
「ブランディングのための本」のように読めた。
「地域ブランド化を目指しましょう」という本には
「日本を救う地域ブランド論」なんていう仰々しい言葉が踊っているけれど,
広告代理店のひとが書くと,そういう読み方ができない気がした。
「わたしはこんなマーケティングで成功した」という本は,
素直に,自慢本。
ともあれ,いくつかの示唆があったのも本当なので,備忘として書いておく。
- ブランドは受け手(お客様)の中で作られる
- ブランドは受け手の期待とそれに応える送り手の信頼関係の表象
- ブランドはお金に換算できるw
- ブランドに必要な5つのもの:ビジョン(ブランドプロミス),オリジナリティ,送り手の誇り,継続性
- ブランディングに必要な3人:ばか者,切れ者,よそ者
- 「違いを創る」ことは価値観を変えること,そのために非常識であること
- ブランドにも個性がある。個性はブランドの顔になる
- ゴールが見つからなければ,仕事を始めてはいけない
- 大きな波紋をつくるには,強い水滴を落とすこと
- ひとを動かすには,感動(move)させること
- ロジカルにではなく,エモーショナルに考える
- 直感に従うこと
「ブランド化」自体がコモディティ化しつつある気もするけれど。
Filed under: Marketing



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