囲い込みをしたいと思う心理は,従属心理の裏返し。
あえて変わり者になれ (新日本的経営の姿):NBonline(日経ビジネス オンライン):
それはだって、最終的にこちらのためになるもの。信頼できる相手なら、ノウハウだろうがどんどん渡した方が、自分たちも得するってことを、なぜだかみんな気づかないんだ。普通の人間は何でもかんでも自分たちのところで抱え込もうとする。それがダメ。
抱え込むってことは、昔のことにしがみついて、自分たちの進歩をある意味で止めてしまうってことを分からないと。
(中略)
「ノウハウを外に出すと、自分の首を絞めることになるのでは」と心配する人にはこう言いたいよ。あんたは進歩することが嫌いなのか、と。
既得権益を手放すことができないのは,それが利益の源泉であるからだけれど,
同時にその既得権益からしか利益を稼得できないと,思い込んでいるから。
そして,その萌芽は,こんなところにあるのかもしれない。
入社式で「おめでとう」と言う“間違い” (宋文洲の傍目八目):NBonline(日経ビジネス オンライン):
入社式は「同質従属型」の人間を作る最初の儀式と思えるようになりました。
会社の大小、良し悪しに関係なく、社長が新人に「おめでとうございます」と語るのは、会社もしくはそこの経営者の立場が上で社員は下にあり、社員は主である会社ないし経営者に従う立場にある、ということを示していることになります。
(中略)
働くことを通じて社員が会社に自然に愛着心が芽生えることは、とても素晴らしいことです。しかし、会社がまだ何もしていない社員に愛社精神を教育するのは、明らかに従属関係の刷り込みです。
組織に属していると,上司と部下という関係で仕事が進んでいく。
それは秩序ではあるけれども,ときどき,我に返って,
「どうして自分はこのひとの命令に従っているのだろう」
「このひとが自分に命令する,その権威の源泉とは何だろう」
と思うことがあった。
4月初めの今、社会の海に漕ぎ出したばかりの小船たちがたまたまあなたの近くに漂流してきたら、彼らを子分扱いして、お茶汲みやコピー取りばかりをやらすだけではなく、若い仲間として扱ってはいかがでしょうか。そして新入社員の人たちは、先輩社員や直属の上司を地位や役職だけで判断するのではなく尊敬すべきパートナーとして見てみることも大切です。
いまはもう「組織」には属していないので,
上司・部下という関係はなく,
サービスを提供する「クライアント」としての相手方と
恊働する「パートナー」としての身内方しかいない。
きわめてシンプル。
だれが上でも,だれが下でもない。
パワーバランス・組織内政治に心を砕く必要もない。
自分と気の合うパートナーと,
自分を気に入ってくれるクライアント。
幸せな環境にシフトできつつある気がする。
そうなんだ。
こういうふうに,しなやかに生きたいと思ってきた。
My Life Between Silicon Valley and Japan – 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」:
いくつか前のエントリーの感想の中に「大組織にぶら下がって、好きなことをやるのがいい」という意見があったけれど、そういう生き方(たとえば、そういう生き方を長いことしてきた人が何かの理由で大組織を出ざるを得なくなると全く競争力がない場合が多い)よりも、「好きを貫く」と「飯を食う」の接点をしつこくしつこく追い続け「営業力」を持って収入源を分散させるこちらの生き方のほうが絶対に変化に強く、したたかにしなやかに「好きを貫く」ことができると僕は思う。
梅田さんの一連のエントリー。
コトバがいちいち格好よすぎて,「きれいごと」に思えなくもないけれど,
底辺に流れる気持ちには共感できる。
もはや権威だとか,上司部下の関係だとかに拘泥する必要はない。
囲い込むことも,囲い込まれることもなく。
盲目的に従属することも,
構造的権威にからめとられることもなく。
そんなところをすり抜けて,
しなやかに,たゆたうように行くのがいい。
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